他社の悪口を言う営業マンはダメなの?

waruguchi-eigyoumanいろいろな家づくりブログを拝見していますと、他のハウスメーカーの悪口を言う営業マンは、評判がとても悪いです。
私が見た範囲では、そのような営業マンをほめているブログはありません。
そりゃあそうだろうって感じだと思います。

私としても、基本的に悪口はダメだと思っています。
たとえば、以下のような悪口を言う営業マンからは買いません。

  1. ○○ホーム(ライバルメーカー)は数か月後に倒産するらしいですよ
  2. △△ホーム(ライバルメーカー)のツーバイフォーは寿命が短いからやめたほうがいいですよ

上記1番は信じられないのですが、そんな言い方で他社を落とそうとしている営業マンがいたりします。
倒産すると言われていたハウスメーカーは、1年以上経っても倒産していないばかりか、新商品を発表しているくらい元気ですが…

上記2番は鉄骨メーカーの営業マンですが、言っていることの根拠がわかりません。
家の寿命は、工法ではなくメンテナンスに大きく左右されます。

ということで、ウソだったり、根拠がないような話で他社を落とそうとする営業マンは、当然ダメです。

でも、他社の悪口を言う営業マンすべてがダメだとは思いません。
悪口の内容が「真実に基づいて、他社の悪い点を教えてくれる」というものであれば、私はそれをありがたい情報提供だと思って耳を傾けます。
他社をよく研究している仕事熱心な営業マンだと思います。

たとえば、某ハウスメーカーの営業マンからは、以下の内容を聞かされました。

「××ハウス(ライバルメーカー)は、軸組とツーバイフォーの両方の良いところを取り入れたと言っています。しかし、結局は軸組工法ですから、地震がきたらモノコック構造の家よりも揺らされますよ。」

このような話であれば、それはありがたい情報提供だと思います。

私がお会いした営業マンの中には、「私は他社の悪口は言いません」と宣言されていた方もいました。
しかし私は「他社の悪い点をご存じなら教えてください」と伝えていました。
そのような中から、上記の情報提供など、いろいろと有益な情報を引き出していました。
今思うと、ハウスメーカーを選ぶための良い情報を得られたと思っています。

ということで、私の意見としては、営業マンが他社の悪口を言うのは、基本ダメ。
でも、真実に基づいた内容であるのなら、それは聞く価値がある。
むしろ積極的に聞くべき、という結論です。