ヘーベルハウスの評判は?
ヘーベルハウスの評判・検討結果 項目
ハウスメーカー選定で住友不動産に決定した後でお断りしましたが、それまでの記録や感じたことのほか、私自身で調べたへーベルハウスの評判などを以下に記します。
このページは以下の内容で構成されています。
- へーベルハウスとは?
- へーベルハウスとの出会い
- へーベルハウスの工法・構造
- へーベルハウスの免震・制震
- へーベルハウスの担当営業マン
- へーベルハウスのイベント
- へーベルハウスを断った理由
- へーベルハウスに送ったお断りメール全文
- へーベルハウスのメリット・デメリット
- へーベルハウスの会社情報
- 【追記】鬼怒川決壊で耐えたへーベルハウスについて
ヘーベルハウスとは?
「へーベルハウス」はブランド名であり、正式な会社名は「旭化成ホームズ株式会社」です。
戸建注文住宅を中心に、アパート、マンション、リフォームに関する事業を展開しています。
ちなみに、へーベルハウスのパンフレットを見ると、「Hebel Haus」と書いてあります。
「Hebel House」ではありません。
「Hebel Haus」という表記は、ドイツ語のようです。
ヘーベルハウスとの出会い
紹介です。
知人が「私だったらへーベルハウスで建てたい」と言っていたことと、ウチも当時は鉄骨(特に重量鉄骨)で建てるつもりでしたので、大手のヘーベルハウスからもお話を聞いておきたいと思いました。
ヘーベルハウスの工法・構造
2階建以下は軽量鉄骨の軸組工法です。
3階建以上は重量鉄骨の軸組工法です。
私はてっきり2階建でも重量鉄骨だと思っていたので、残念に思いました。
ヘーベルハウスの免震・制震
免震
免震装置はありません。
制震
軽量鉄骨で建てる場合には、「ハイパワードクロス」という制震装置を付けられます。
重量鉄骨で建てる場合には、「サイレス(SeiRReS)」という制震装置を付けられます。
ただ、他社メーカーから言わせると、サイレスについては実績不足で有効性がわからないとのことです。
ヘーベルハウスの担当営業マン
50歳代のベテランの方でした。
こちらの無理な都合に合わせてくださったり、対応が早かったり等、とても良いご対応をしていただきました。
以下にも記しますが、お断りメールを入れた後のご対応も良かったです。
この方であれば、へーベルハウスで建てたい友達がいたら紹介したいと思いました。
これといった悪い点もなく、さすがへーベルハウスの営業マンと思えるような方でした。
ヘーベルハウスのイベント
無料の設計相談会、現場見学、すでに住んでいるお宅訪問などのイベントがあります。
ウチはどれも参加していないので、感想を述べられる立場にありません。
ヘーベルハウスを断った理由
お断わりした一番の理由は、モノコック構造で建てることにしたからです。
軸組構造ですと、構造体が強くても、地震時の揺れ幅が大きくなってしまいます。
あと、へーベルハウスの外観の質感は、どの家を見ても似たり寄ったりで、オリジナリティある家を作るのが難しいように感じました。
へーベルハウスに送ったお断りメール全文
へーベルハウスに対して、以下のメールをお送りして、お断りを入れました。
○○様
ご無沙汰しております。
昨年よりお世話になっております△△です。
大変残念なお知らせですが、各ハウスメーカー様について検討しました結果、貴社と契約させていただく可能性が無くなりましたことをお伝えいたします。
今回の結論に至った理由は、以下の2点です。
- 一種低層の土地を買ったため、希望していた重量鉄骨3階建は難しい状況になりました。
- 軽量鉄骨は、希望する工法ではありませんでした。
今回は貴社を選ぶことができませんでしたが、○○様に対しましては、お会いした初日に無理な日程でもご対応いただきまして、感謝いたしております。
ありがとうございました。
この後のヘーベルハウス営業マンの対応
上記のお断りメールは深夜に送信しましたが、朝一番にご返信をいただきました。
お早いご対応でした。
そのメールの文章を無断ですべて掲載するのはまずいので、ここにコピーはできませんが、「お役に立てなかったことを残念かつ申し訳なく存じます。良いお住まいが完成することを心からお祈り申し上げます。」というような、とても紳士的なご返信でした。
ヘーベルハウスのメリット・デメリット
ウチの場合で感じた、へーベルハウスのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット
- 耐火性が高い
- 営業マンが紳士的
デメリット
- 外観の質感がどの家を見ても似たり寄ったり
- 断熱性と気密性が高くない
- 価格が高めな印象あり
ヘーベルハウスの会社情報
会社名
旭化成ホームズ株式会社
本社所在地
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
設立年月日
1972年11月
【追記】鬼怒川決壊で耐えたへーベルハウスについて
このブログは、Jアーバンオーナーが住友不動産中心に書いていますが、へーベルハウス関連のキーワードでアクセスされる方がとても多いです。
そこで、2015年9月の鬼怒川決壊に耐えたへーベルハウスに対する見解を、実際にへーベルハウスを検討した者として書いてみます。
へーベルハウスが鬼怒川決壊に耐えた理由は、私の考えでは以下のとおりです。
- 流れ着いた他の家がへーベルハウスを守った
耐えたへーベルハウスの画像を見るとわかるのですが、流れ着いた家がへーベルハウスの前で盾となり、水流をブロックしてくれています。
これが最大要因だと思います。 - 地盤改良とパイルの施工
あの土地は軟弱地盤だったようですが、地盤改良して足元を固めたうえでパイル(杭)をしっかり打ってあったため、踏ん張りが効いたと思います。
流された家は、家を建てるときにここまではやっていなかったのだと思います。
その他「家が重たい」というのも考えたのですが、あのへーベルハウスは2階建でしたから、おそらく軽量鉄骨です。
なので、それは耐えた理由には入れませんでした。
いずれにしても、へーベルハウスだから流されなかったというものではないでしょう。