住友不動産戸建の評判 口コミは?
こんにちは。
住友不動産戸建・Jアーバンを実際に建築した めりーの飼い主 と申します。
このブログは、住友不動産の戸建を検討中の方や、Jアーバンシリーズを検討中の方のための情報ブログです。
ウチが実際に住友不動産と契約した立場から、住友不動産戸建・Jアーバンの評判や実情について書いていきます。
あと、住友不動産の戸建専用サイト(公式サイト)は、他のハウスメーカーの公式サイトと比較すると、情報量が少ない感じがします(住友不動産の戸建自体はとても魅力的なので、もったいないですね)。
そのように、公式サイトでは足りない情報についても、このブログで補完できたらと思います。
かつて私が持っていた住友不動産戸建のイメージ
マンション事業のついでに戸建事業を?
ウチはもともとマンションを検討していました。
そのときに住友不動産のマンションをたくさん見ていましたので、「住友不動産=マンションデベロッパー」だと思っていました。
途中で戸建に切り替えたのですが、マンションのイメージが強かったためか、「住友不動産はマンション事業のついでに戸建事業をやっている」という印象でした。
しかし、これは違いました。
話によると、「マンションは飽和状態で頭打ちなので、注文住宅に力を入れていきたい」という方向性があるようです。
たしかに、Jアーバンシリーズのような独創的な戸建は、「マンション事業のついで」ではできないですね。
住友不動産は高い?値引きしない?
住友不動産のマンションでは、
- 仕様は良いけど値段が高い
- 値引きはほとんどしない
というのが半ば常識になっています。
そのため、住友不動産の戸建でも同じような感じだと思っていました。
しかし、これも違いました。
住友不動産の戸建は、「高級仕様をお値ごろ価格で」でした。
なお、戸建における住友不動産の値引きについては、以下のページで解説しています。
⇒ 住友不動産戸建は値引き可能?
お値ごろ価格で高級仕様の戸建が建つ理由
私が住友不動産の担当営業マンから聞いた話を以下に記します。
大量一括購入
住友不動産の戸建には、マンション建設で大量に仕入れた部材を持ってくることができるシステムがあるようです。
要するに、部材を大量一括購入している形になるので、戸建はお値ごろ価格で建てることができるようです(その分マンションは本当に高いですけどね)。
広告費を多くかけていない
住友不動産の戸建事業は、お金がかかる営業方法を行わない方針のようです。
たとえば、
- テレビCMをやっていない
- 芸能人を広告塔にしていない
- 派手なウェブ広告(バナー広告など)もやっていない
といったような感じです。
そのように、広告費を多くかけていない分、私たちが支払う建築代金は安くなります。
ただ、ウェブデザイナー兼ライターである私に言わせると、住友不動産戸建の公式サイトはもっと充実させたほうが良いです。
制作費はさほどかからないですからね(なんなら私がお引き受けしても 笑)。
ちなみに、住友不動産の戸建は、基本的に口コミ(ネットの評判含む)で広がっているのかと思います。
営業以外のバックヤード人材が他社に比べて少ない
住友不動産の戸建事業では、お客さんに直接会わない社員(営業以外のバックヤード人材)が、他社に比べて少ないようです。
これで人件費が削減できているとのことでした。
下請業者への発注価格が安い
どこのハウスメーカーでも同じですが、実際の工事作業はハウスメーカー自身では行いません。
そのハウスメーカーに登録されている下請業者に工事を発注します。
その発注価格が、住友不動産の戸建は安いようです。
発注価格が安ければ、住友不動産の利益も確保しつつ、建物価格をおさえることができます。
なお、住友不動産の戸建では、現場監督は住友不動産の社員が直接担当しています。
ちゃんと仕事してもらえるの?
下請業者への発注価格が安いと、ちゃんと仕事してもらえるのか不安です。
その点、住友不動産では、以下の対応をすることにより、下請業者にメリットを与えて、バランスを取っているようです。
安定して仕事を発注する
下請業者としては、安い仕事であっても、定期的に安定して発注してもらえれば、経営は安定します。
工事代金を現金で支払う
手形で支払うハウスメーカーもあるようですが、手形ですと、すぐに現金化できませんし、不渡りで決済できない危険性もあって、不安な思いに駆られます。
その点、現金払いであれば、何の不安もありません。
下請業者としては、支払日に現金できっちり支払ってくれるハウスメーカーはありがたいものです。
住友不動産戸建事業の営業マン
住友不動産の営業マンは、他の部署を経験した方や、他のハウスメーカーで仕事をしていた方が多いです。
そのため、経験豊富な方が、営業マンとしてお客さんに接しています。
幅広い知識や経験を持っていて、助かる面も多いです。
ウチの担当営業マン
50代半ば、キャリア30年超のベテランです。
注文住宅の営業の仕事に誇りを持って取り組まれている方です。
かつては、支店長や所長を勤めていたとのことですが、体調を崩してしまったため、今は重責のない一人の担当営業としてお仕事をされているとのことでした。
最初にお会いしたときの印象は、良い意味で力が抜けている印象でした。
多少の余裕を感じました。
お会いする前に、ウチの要望をお伝えしてありましたが、その内容を正確に把握し、言葉に表していないイメージまで、理解していただいていました。
また、土地交渉のときは大変助かりました。
土地の現地確認、値下げ交渉、土地購入契約まで、すべて立ち会っていただいて、且つ助言もいただいて、本当に助かりました。
その後はJアーバンのプランを詰めていくわけですが、「ウチの希望」と「住み心地・実用性」のバランスをうまくとってくださって、期待以上の設計が出来上がりました。
ここでわかったことは、経験豊富な営業マンは、私たち購入者にとって頼りになるということです。
住友不動産株式会社について
住友不動産といえば超有名企業だとは思いますが、念のため会社概要や戸建事業の沿革などを見ていきましょう。
会社概要
- 会社名
- 住友不動産株式会社
- 本社所在地
- 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル
- 設立年月日
- 1949年12月1日
- 関連会社
- ・住友不動産販売株式会社
・住友不動産建物サービス株式会社
・住友不動産シスコン株式会社
・住友不動産ベルサール株式会社
・住友不動産ヴィラフォンテーヌ株式会社
・住友不動産エスフォルタ株式会社
歴史
戦後に住友財閥の解体が行われ、1949年(昭和24年)に今の住友不動産が誕生しました。
ということは、歴史的に言えば戦前から存在している会社ともいえます。
ウィキペディアによれば、住友不動産は、旧・住友本社を継承しており、他の住友系企業とは違った特別な存在意義を持っているようです。
戸建事業の沿革
- 1970年代
- 戸建事業開始
- 1982年
- 住友不動産株式会社の戸建事業に加え、別会社として「住友不動産ホーム株式会社」を設立し、同社でも戸建事業を開始
- 2002年
- 住友不動産ホーム株式会社を住友不動産の戸建事業に事業統合
(完全自由設計の住友不動産ホームと、イージーオーダーのコストダウンを図った住友不動産の融合) - 2003年
- Jアーバン発売開始
- 2005年
- Jアーバンコート・Jアーバンスリー発売開始
- 2009年
- Jアーバントラッド発売開始
- 2012年
- Jレジデンス発売開始
住友不動産の戸建は知名度が低い?
住友不動産自体の知名度は非常に高いです。
旧財閥系の有名一流企業です。
また、住友不動産のマンションも、知名度は非常に高いです。
マンションを検討している方でしたら、知らない方はいないはずです。
しかし、住友不動産の戸建というと、知名度は低いのかと思います。
私は途中まで、住友不動産が戸建をやっていたことを知りませんでした。
それを知った後でも、上記しましたが「どうせマンションの “ついで” でやっているんでしょ」と思っていました。
私の友達に至っては、Jアーバンは住友林業だと思っていたくらいです(笑)
その他の友達でも、
「へー、住友さんで建てるんだあ」(住友林業と区別がついていません)
「住友不動産で建てるって、マンションでも建てるの!?」
みたいな反応だったりします。
これはおそらく、社名が「○○ホーム」「○○ハウス」ではないので、ハウスメーカーの印象が薄いのかと思います。
でも、上記の年表を見ると、結構長くやっているハウスメーカーなんですよね。
戸建事業の営業地域
残念ながら、住友不動産の戸建は全国展開していません。
下記の県では、建築できません。
- 四国全県
- 福岡県以外の九州(福岡県は建築可能)
- 沖縄県
上記以外の都道府県では、住友不動産の戸建が建築可能です。
住友不動産やJアーバンの評判を調べるのもいいですが‥
「住友不動産 戸建 評判」「Jアーバン 評判」みたいなキーワードで評判を探しあさることも1つの手法ではあります。
でも、私が実際にハウスメーカー9社とお会いして分かったのは、ネットでの評判は小さな参考にしかならないということです。
そもそもネット上で評判を探しても、飛び抜けて評判が良いハウスメーカーなんてありません。
ハウスメーカーの場合、なぜネット上での評判は悪い傾向にあるのかなあと考えましたが、おそらくこういうことです。
- 満足した人は、ブログでも立てていない限りは何も言わない。
- 不満の人は、各掲示板に大声で不満をぶちまけている。
家は高い買い物ですから、満足できて当然。
満足できなければ、金額が大きい分、不満も大きくなる傾向があるのでしょうね。
ですので、ネットで評判を調べるのはそこそこにして、一度ご自身で営業マンとお会いするのが一番確実です。
他人の評判をアテにするよりも、あなた自身の目で確認したほうが確実ですよ!