仕様打合せ第1回
本題に入る前に、この日にあった面白いお話をお伝えします。
住宅展示場で打ち合わせを行っていたのですが、その最中に地震が来ました。
この住宅展示場はニューパワーキューブが設置されており、私たちは2階にいましたから、その効果を確かめるには最適でした。
最も揺れが大きかったのが茨城県で震度4という地震で、打ち合わせ場所は震度3だったようですが、体感的には「震度2か3かどちらだろう」と思える感じでした。
ですので、多少の効果はあったのでしょうね。
ただし、住友不動産の担当営業マンによれば、「住宅展示場の家は、ニューパワーキューブの効果を最大限引き出すような設計はしていません」とのことでした。
見せることを第一に考えた家ですからね。
では、本題に入ります。
この日は、初めての仕様打ち合わせです。
1/100図面(基本設計)が終わり、1/50図面(実施設計)が建築事務所からあがってくる前に行いました。
仕様打ち合わせ第1回では、主に外部仕様に関する内容でした。
詳しくは以下のとおりですが、1時間半くらいで、それほど悩まずに決めることができました。
屋根材
実際に使う屋根材のサンプルを見せていただいて、その中から選びます。
材質
「コロニアルグラッサ」という屋根材になりました。
これは、J・LONG仕様の一部であり、30年メンテナンス不要で色落ちもしないという屋根材です。
色
ピュアブラックを選びました。
黒系の屋根は、どのような家にも合うので、無難だと思いました。
念のため、屋根材のサンプルを外に出して、光に当てて確認しました。
軒天
カタログを見て、その中から選びます。
軒天とは、軒の下側の面のことです(図解できずにすみません)。
ここは担当営業マンのおすすめにしたがって、エンボスのマイルドホワイトにしました。
雨どい
カタログを見て、その中から選びます。
太い雨どいは、排水能力が高い反面、目立ってしまいます。
細い雨どいは、排水能力がやや下がる反面、目立たなくて済みます。
ウチが選んだのは、細いタイプで丸みがある「クリアールCR105(カラー:純白)」にしましたのってしまいます。
細いといっても、排水能力が追いつかないわけではないとのことで、その点は心配していません。
カラーは白にして、建物の色とあわせてみました。
サッシ
カタログを見て、その中から選ぶのが基本ですが、住宅展示場の中でも実物を一部確認できます。
サッシとは、金属製の窓枠のことです。
ここでは、場所に応じて、色を変えました。
室外
シルバーとシャイングレーで迷いましたが、シャイングレーで行くことにしました。
理由は、アルミルーバーの色に近い方に合わせようと思ったからです。
担当営業マンによれば、アルミルーバーは、シルバーよりもシャイングレーに近いようです。
室内
プレシャスホワイトとクリエダークが候補になりましたが、クリエダークで行くことにしました。
理由は、ホワイト系は汚れが目立ってしまうからです。
それがなければ、もっと迷ったところでした。
お風呂
お風呂のサッシだけは、プレシャスホワイトでお願いしました。
お風呂でしたら、汚れてたらその場で流せばいいですからね。
面倒なことはありません。
窓ガラスとの関係
住友不動産では3層ガラスも可能です。
ただし、3層ガラスを選ぶと、サッシが太くてゴツくなるようです。
ウチでも3層ガラスを検討しましたが、住友不動産の担当営業マンによれば、オーバースペックだとのことでした。
それほど寒冷地でもありませんし、ツーバイシックス採用で断熱性能はバッチリですからね。
それに、スタイリッシュな家を目指していることもありますから、サッシが太くてゴツいのはよくありません。
なので、ウチでは2層のLow-Eガラスを採用することになりました。
玄関ドア
カタログを見て、その中から選びます。
ドアの種類
玄関はこだわって、両開きのドアにしました。
今、住んでいる家が片開きなので、思いっきり気分を変えたいと思いました。
品番・型番でいえば、「ジエスタA17型」です。
これは、Jアーバン特有のプチFIX窓の正方形に近いようなデザインになっていて、Jアーバンに合うと思いました。
ちなみに、両開きのドアは種類が少なく、選択肢が狭いです。
色
ポリッシュシルバーとトリノパインで迷いましたが、トリノパインにしました。
ただ、カタログを見ると、トリノパインは木目調のように見えました。
ウチのJアーバンに木目調は合いませんので、トリノパインは仮決定ということにしておきました。
【追記】後日、色を柿渋に変更しました。
ドアハンドル
以下で紹介するカギを付けるために、選択肢がありませんでした。
自動的に「S型グリップハンドル エントリーシステム用」になりました。
色はシルバーとブラックがありますが、トリノパインに合わせてブラックを選びました。
カギ(オプション)
本当はYKKapのポケットキーを付けたいと思っていました。
しかし、ドアがリクシル製であるため、リクシルのカギから選ぶことになりました。
リクシルでは、以下の3つのカギをオプションで選ぶことができます。
- CAZASシステム(配線工事不要:乾電池式)
カードをかざせばカギが開きます。
⇒ +50,000円で取り付け可 - 簡易タッチキーシステム(配線工事不要:乾電池式)
リモコン操作でカギを開けたり、リモコンを操作せずともドアのタッチボタンでカギを開けたりできます。
⇒ +75,000円で取り付け可 - タッチ/ノータッチ切り替えキーシステム(配線工事必要:100ボルトAC電源)
リモコンを持っているだけでカギが開きます。
⇒ +105,000円~で取り付け可
このうち、人気なのはCAZASシステムのようです。
しかし、カードを取り出すのが面倒だと思いました。
タッチ/ノータッチ切り替えキーシステムについては、配線工事が必要となるため、オプション代金だけでなく、作業料金も発生して、もったいないです。
ということで、簡易タッチキーシステムを採用することにしました。
これであれば、配線工事も不要ですし、リモコンをポケットに入れておけば、タッチボタンを押すだけで家の中に入れますので、一番良いと思いました。
YKKapのポケットキーと比較しても、機能はほぼ変わらないうえ、YKKapは配線工事が必要ですから、かえってリクシルで良かったです。
玄関タイル
実際に使う玄関タイルのサンプルを見せていただいて、その中から選びます。
玄関タイルは、担当営業マンおすすめの「フィウミFM-300/33(石面)」にしました。
ウチのJアーバンには合うと強く勧められましたので、営業経験30数年のキャリアを信頼させていただくことにしました。
パティオタイル
実際に使う玄関タイルのサンプルを見せていただいて、その中から選びます。
パティオに敷くタイルは、「ニッタイRN-30-05」を選びました。
白系のタイルですが、ウチは白い面が多いJアーバンですので、その白に合わせた形です。