Ｊアーバンでは、ニューパワーキューブという制震装置を売りにしている反面、免震装置を設置することはできません。

免震装置を開発しようと思えば、できるようですが・・・

住友不動産では、免震装置を開発しようと思えば、開発できるようです。
事実、住友不動産のマンションでは免震装置が開発され、実際に設置までされています。

でも、戸建ではあえて免震装置を開発しないのだそうです。
理由は、価格が大幅に上がってしまうからのようです。

細かく言うと、免震を設置するには、地盤の強さが要求されます。
この１つの条件だけで、免震を設置できない方が多数に上ります。

また、建物の周囲に50cm～１m程度のスペースを取らないと設置できません。
そのため、間取りが小さくなってしまう場合があります。
都市部の狭小敷地に建てる場合は、この条件で免震を設置できません。

さらに、免震の設置にも数百万円かかりますし、導入後のメンテナンス費用もかかります。
費用面で、免震を設置できない方もいます。

それらの事情があり、免震を導入できる方は少ないようです。
なのに、免震の開発には膨大な費用が発生するようです。

この状況で免震を作ってしまうと、少ないお客さんだけで開発費用を負担するハメになってしまいます。
これが、価格が高くついてしまう理由です。

ちなみに、東日本大震災の後に注目されたエアー断震（地震発生時に空気で家が浮くシステム）を入れられるかどうかも聞きましたが、それも無理とのことです。

理由は、「エアー断震は、建築基準法で定められている国土交通大臣の認定を取得していないから」とのことです。

以上のことから、住友不動産で建てるなら、制震装置のニューパワーキューブを入れることが最善の地震対策になります。