ホームインスペクター比較
(ウチの現場ではありません。写真はイメージです。)
新築で家を建てる際、一番大切なのは、欠陥がなく安心して住める家を建ててもらうことではないでしょうか。
住友不動産と契約した以上、会社や担当営業マンに対しては信頼しているのですが、現場監督や職人さんとは面識がありませんので、まだ信頼しきれていません。
それを担当営業マンに伝えたところ、「第三者監理を依頼されてはどうですか?」とのご提案をいただきました。
ホームインスペクターと呼ばれる第三者が、建築現場をチェックするというものです。
そこで、ホームインスペクターに欠陥住宅予防検査と内覧会立会いを依頼しようと思い、以下の業者さんに問い合わせました。
- 住まいと土地の総合相談センター
- さくら事務所
- 家づくり援護会(イエンゴ)
以下、これらの業者さんとのやり取りを書いてみます。
ホームインスペクターの比較
住まいと土地の総合相談センター
ホームインスペクションの本を出されている市村博さんの事務所です。
この事務所は、以下の問題点がありました。
- メールフォームから問い合わせましたが、返信がありませんでした(迷惑メールフォルダも確認しています)。
- ウェブサイトを見ても、会社組織なのか個人事業なのかが分かりませんでした。
ということで、論外でした。
ちなみに、自身で本を書いた経験がある私から言えば、本を書いている人がその分野の第一人者だとは限りません。
もっといえば、専門分野の本やビジネス書に関しては、基本的に著者は自分で文章を書いていません。
9割以上は、ライターが著者からヒアリングを行って、ライターが書いています。
こうするのは、著者はその分野のプロではありますが、本として読ませる文章を書くプロではないからです。
さくら事務所
ホームインスペクション業界の最大手です。
問い合わせに対しても、当日に返信が来ましたし、説明も丁寧でした。
さくら事務所に問い合わせると、まずはPDFでの資料が送られます。
その資料を読んだうえで、後日に対面または電話での説明を小一時間受けることになります。
私はスカイプでお願いしたところ、スカイプもOKでした。
その説明を受けた後でないと、依頼できないシステムです。
実際に小一時間の説明を受けた私の印象としては、上記3業者の中では最も信頼・安心できる業者さんだと思いました。
ただ、料金が高いです。
約78坪のツーバイシックスで最上位プランを依頼する場合、85万円から90万円になるだろうと言われました。
この金額を聞いて、少し引きました。
家づくり援護会(イエンゴ)
珍しくNPO法人として活動しているホームインスペクション業者さんです。
ちなみにNPO法人は非営利ですが、NPO法人の役員や職員に給料を払うことは認められていますので、高給を取ることは可能です。
話を戻しますと、家づくり援護会に問い合わせたところ、3日後に返信が来ました。
返信内容は丁寧な文面でしたので、安心しました。
さくら事務所とは違い、事前説明や資料は特にありません。
ウェブサイトに出ている情報がすべてとのことでした。
もちろん、事前に聞きたいことがあれば、質問すればOKです。
無料相談もあります。
料金については、さくら事務所よりも断然安いです。
約78坪のツーバイシックスで依頼する場合、25万円を少し超えるくらいだろうとのことでした。
検査内容は、さくら事務所の最上位プランにある「断熱チェック」がないです(オプションでお願いすることはできます)。
その代わり、入居後3か月~6か月の検査があります。
ウチが選んだホームインスペクターは?
家づくり援護会に決めました。
理由は以下のとおりです。
- 料金がリーズナブル
- 入居後の検査がある
- 活動実績が長い法人だった
ということで、家づくり援護会から送られてきた業務委託申込書に必要事項を記載し、返送しました。