全館空調を入れないほうがいい部屋
部屋の用途によっては、全館空調を入れずに、個別にエアコンを設置したほうが良い部屋があります。
以下、アズビルや住友不動産指定業者から聞いた話をもとに書いてみます。
トレーニングルーム
トレーニングルームには全館空調を入れないほうが良いと言われました。
これは、アズビル・住友不動産指定業者ともに同意見でした。
理由は、トレーニングルームは特別な温度環境が必要だからです。
特に夏場が問題で、他の部屋が28度のときに、トレーニングルームも28度だと、トレーニングに身が入らないと思われます。
住友不動産指定業者からは、トレーニングルームに全館空調を入れたとしても、個別にエアコンを設置することを強く推奨されました。
それなら、全館空調を入れなくても良いと思いました。
トレーニングルームに全館空調を入れないメリット・デメリット
メリット
- ダクトスペースを減らせるため、間取りに少しゆとりができる
- 個別エアコンが設置されていれば、適切な温度の下でトレーニングができる
- 個別エアコンが設置されていれば、全館空調が壊れたときにトレーニングルームへ退避できる
- 初期費用が安くなる(ただし個別エアコンの設置費用とプラスマイナス0円くらいになりますが)
- 月々の電気代が安くなる(ただし個別エアコンの電気代が発生します)
デメリット
- 個別エアコンの設置が必要
- アズビルには電子式エアクリーナ(超微粒子まで吸い取ってくれる空気清浄機能)がありますが、それが利かない
私としては、万が一、家を売却することになったとき、その部屋だけ全館空調が入っていないと、売りにくいと思っていました。
でも、上記の内容から、全館空調のエリアからトレーニングルームを外すことにしました。
シアタールーム・楽器演奏を行う部屋
シアタールームや楽器演奏を行う部屋といった、大きな音が出る部屋に全館空調を入れると、ダクトを通じて、音が他の部屋に回ってしまうそうです。
ということで、トレーニングルーム、シアタールーム、楽器演奏を行う部屋については、全館空調を入れず、個別エアコンで対応されることをおすすめします。