積水ハウスの評判は?

積水ハウスの評判・検討結果

積水ハウス評判

積水ハウスの営業マンと実際に話して、ある程度、話をすすめました。

ハウスメーカー選定途中で候補から外しましたが、それまでの記録や感じたことのほか、私自身で調べた積水ハウスの評判などを以下に記します。

このページは以下の内容で構成されています。

  • 積水ハウスとは?
  • 積水ハウスとの出会い
  • 積水ハウスの工法・構造
  • 積水ハウスの免震・制震
  • 積水ハウスの担当営業マン
  • 積水ハウスのイベント
  • 積水ハウスを断った理由
  • 積水ハウスに送ったお断りメール全文
  • 積水ハウスのメリット・デメリット
  • 積水ハウスの会社情報

積水ハウスとは?

家に興味がない人でも知っているほどのビッグネームですね。
注文住宅の業界ナンバーワン企業です。

ちなみに積水ハウスは、新築マンションもやっています。
ウチがマンションを検討していたときに、積水ハウスの営業マンとお話したことがあります。

積水ハウスとの出会い

重量鉄骨に興味があったころに、積水ハウスを候補に入れました。
近くの住宅展示場に電話したところ、予約は受け付けていないとのことだったので、都合の良い時間帯に行きました。

積水ハウスの営業マンから聞いた「積水ハウスの評判補足」

最初に積水ハウスのモデルハウスに行ったときに、ウチの担当にはならなかった営業マンから、こんなことを聞きました。

積水ハウスは、ネットでの評判は悪いかもしれません。
でもそれは、建築棟数がナンバーワンでお客様が多いため、一定数のクレームは出てしまいます。
他社と比較して、クレームの割合が多いわけではありません。

「建築棟数がナンバーワン」という点を、さりげなくアピールされました(笑)

それはさておき、この営業マンが言うことは、確かにその通りですね。
クレームの「割合」が低くても、建築棟数が多ければ、クレームの「数」は多くなるでしょう。

そもそも、ネット上で評判が良いハウスメーカーって、あまりないと思います。

積水ハウスの工法・構造

重量鉄骨軸組工法

3階建以上の場合、重量鉄骨になります。
「βシステム構法」と呼ばれる「梁勝ちラーメン構造」です。
これによって、間取りの自由度が大きく広がります。
ウチのプランでは3階建で検討していました。

軽量鉄骨軸組工法

平屋や2階建の場合、軽量鉄骨になります。
ウチのプランでは検討外でした。

木造シャーウッド工法

軸組工法ですが、モノコック構造の要素も入っています。

営業マン曰く「軸組とモノコック構造のいいとこどりです」とのことでした。
軸組の良い点は間取りの自由度で、モノコック構造の良い点は耐震性です。

しかし、他社の複数の営業マンに聞いたり、私自身で調べたりしたところ、地震の揺れに対しては、ツーバイフォー工法のほうが強いようです。
結局のところは、木造軸組だということですね。

積水ハウスの免震・制震

免震

2階建以下であれば、免震装置は設置可能です。
3階建以上の場合は、免震装置は設置不可です。

なお、積水ハウスの「住まいの夢工場」において、実際の家でこの免震装置を体験できます。
ウチも体験しましたが、このときは絶対に付けたいと思っていました(最終的には付けませんでした)。

制震

軽量鉄骨の2階建であれば、「シーカス」という制震装置の設置が可能です。
3階建以上の場合や木造で建てる場合は、制震装置非対応です。

積水ハウスの担当営業マン

20代前半、大卒1年目のキャリア4か月の方でした。
やはり経験不足・知識不足な面は否めず、即答できない話も多々ありました。

ですが、後で調べてから連絡してくださいましたし、若さから来る非礼などは一切ありませんでした。
若いだけあって、とても精力的に動いてくださいましたし、お話していても丁寧な方で、応援してあげたい営業マンでした。

ただし、人生最大の買い物を任せる相手としては、無理があったと思います。

積水ハウスのイベント

住まいの参観日

実際に積水ハウスで建てた家を見学するイベントです。
モデルハウスは立派すぎて参考にならない面が多いですが、住まいの参観日で見学する家であれば、リアルに参考になります。

住まいの夢工場見学会

積水ハウスには、家の構造や完成した家を見学できる施設「住まいの夢工場」があります。
そこに、積水ハウスが用意するバスに乗って行きます。

関東では、茨城県の古河にあります。
とても大規模であり、さすが積水ハウスと思わせるほどの様々な家がありました(20棟くらい)。

さらに、家づくりと防犯に関することも学べる施設もあり、満足度は非常に高いです。

もし積水ハウスで建てるとしたら、もう一度、住まいの夢工場に行って、プランを作りたいと思いました。

積水ハウスを断った理由

お断わりした一番の理由は、最終的にツーバイフォー工法か木質パネル工法で建てると決めたとき、積水ハウスにはそれらが無かったからです。

あとは、少なくとも孫請業者(二次下請業者)まで入る工事発注体制も好きになれませんでした。
積水ハウスの場合、受注すると「積和建設」という関連会社が一次下請となり、その積和建設が更なる下請業者(積水ハウスから見たら孫請業者)を使って家を建てる構造です。

施主(私たち)としては、下請の回数が多ければ多いほど、無駄なお金を払うことになります。

積水ハウスの営業マン(ウチの担当者ではないベテラン営業マン)は「積和建設が入ることで、二重のチェックが働くので安心です」とのことでした。
でも、それは後付けの理由だと思いました。

積水ハウスに送ったお断りメール全文

積水ハウスに対して、以下のメールをお送りして、お断りを入れました。

積水ハウス株式会社
○○様

ご無沙汰しております。
昨年よりお世話になっております△△です。

大変残念なお知らせですが、各ハウスメーカー様について検討しました結果、貴社と契約させていただく可能性が無くなりましたことをお伝えいたします。

今回の結論に至った理由は、以下の2点です。

  • 一種低層の土地を買ったため、希望していた重量鉄骨3階建は難しい状況になりました。
  • 軽量鉄骨やシャーウッドは、希望する工法ではありませんでした。

個人的には、○○様から家を買いたかったです。
真面目さと一生懸命さを合わせ持った○○様を応援できればと思っておりました。

しかし、上記の理由があり、且つ数千万円もする話ですから、妥協はできませんでした。

なお、半年ほど前に調査をお願いしておりました××の土地につきましては、こちらですべて調べまして、現時点では購入できないことを確認しております。

これまでお世話になりまして、誠にありがとうございました。
今後の貴社の更なるご発展と、○○様の一層のご活躍をお祈り申し上げます。

この後の積水ハウス営業マンの対応

返信はありませんでした。
それまで何度もメールでのやり取りをしていますので、こちらのメールが届かなかったことはないでしょうし、営業マンの返信メールがこちらに届かなかったこともないでしょう。

この時期、積水ハウスと同時にへーベルハウスの営業マンにも同様のメールを送っていますが、そちらはスマートな返信が来ました。

それと比較すると、何も返信が無い積水ハウスの対応は残念だなあと思いました。

ただ、もしかしたら、退職したために返信がなかったのかもしれません。
数週間前まではその営業マンの名前でダイレクトメールが来ていたりもしましたが、積水ハウスの営業職は離職率が高いみたいなので、大卒1年でくじけてしまったのかなとも思いました。

積水ハウスのメリット・デメリット

ウチの場合で感じた、積水ハウスのメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリット

  • 2階建については免震があり、鉄骨2階建には制震もあり、地震の揺れを軽減させることが十分にできる
  • 重量鉄骨の工法は工夫が多い
  • 住まいの夢工場はかなり参考になる

デメリット

  • 3階建については、地震の揺れを軽減させることが不得手
  • 少なくとも孫請業者まで仕事が流れる

積水ハウスの会社情報

会社名

積水ハウス株式会社

本社所在地

大阪市北区大淀中一丁目1番88号 梅田スカイビル タワーイースト

設立年月日

1960年8月1日