ハウスメーカー選定途中でお断りしましたが、それまでの記録や感じたことを以下に記します。
このページは以下の内容で構成されています。
正式な会社名は「大和ハウス工業株式会社」です。
戸建よりもマンション建設のイメージが強い会社ですが、近況は戸建にも力を入れています。
当時は鉄骨で建てるつもりでしたので、大手のダイワハウスからもお話を聞いておきたいと思いました。
それで、住宅展示場のダイワハウスのモデルハウスに入っていきました。
鉄骨のxevo(ジーヴォ)が推されている一方、木造軸組(在来工法)もあります。
平屋から3階建までは軽量鉄骨または木造。
4階・5階建は重量鉄骨になります。
免震装置は用意されていますが、営業マンと話した印象では、免震よりも制震を推している感じでした。
ダイワハウスの免震装置は、震度5から作動するようです。
ということは、震度4までは耐震性だけで耐えることになります。
「Σ型デバイス」と呼ばれる制震装置があります。
ダイワハウスではこれを「抑震」(よくしん)と呼んでいます。
営業マンはかなり自信ありげに高性能を主張していましたが、どこがどう高性能なのかは、私にはわかりませんでした。
なので、「実際に動いている様子を見せてほしい」とお願いしました。
そうしたら、「DVDがあるから、それを取り寄せます」とのことでした。
しかし、最終的にお断りするまで(約1か月ちょっとの間)DVDを見せていただくことはできませんでした。
30代くらいの方でした。
一流会社の社員として、パリっとしていて、立派な身なりでした。
話していても、感じの良い方で、いろいろと親切に教えていただきました。
しかし、パンフレットの送付を忘れていたり、Σ形デバイスのDVDをお願いしたのを1か月以上放置したり等、残念な面もありました。
このようなタイプは、こちらから何度もガンガン言うことによって、動いてくれるタイプなのかと思います。
ダイワハウスの支店近辺を回るバスツアーに参加しました。
完成済の建売と、建築途中の現場の2か所を見ることができました。
特に建築途中の現場は、普段見ることができない建物内部を見ることができて、安心感につながったと思います。
最後に、お昼ご飯として、お寿司屋さんでちらし寿司をいただきました。
結構高そうな感じでした。
このイベントについて1つ難点を言うと、集合場所に「歓迎」と書いてある看板があり、このイベントに参加する方のお名前が書いてありました。
でも、ウチの名前はありませんでした。
個人的な感情としては何とも思いませんが、仕事内容を確認しない体制なのかなあという疑念は持ちました。
お断わりした一番の理由は、軽量鉄骨であれ木造であれ、軸組工法で建てることをやめたからです。
ツーバイフォーのようなモノコック構造と比較すると、軽量鉄骨の軸組は地震で揺れやすい構造です。
「揺らして、いなす」のが軸組の特性ですので、むしろ揺れてくれないと、地震の力をいなせないです。
そのような構造は、ウチでは希望しませんでした。
ダイワハウスに対して、以下のメールをお送りして、お断りを入れました。
お世話になっております。
貴社戸建を検討中の△△です。
大変残念なお知らせですが、各ハウスメーカー様について検討しました結果、貴社と契約させていただく可能性がほぼ無くなりましたことをお伝えいたします。
それに伴い、1か月以上前にお願いいたしましたΣ型デバイスのDVDの件を取り下げます。
今回の結論に至ったのは、軸組では建てないことにしたためです。
モノコック構造ができるメーカー様にすることにしました。
貴社で建てる可能性を探りましたが、上記の理由から、他社様になってしまうと思います。
これまでお世話になりまして、誠にありがとうございました。
今後の貴社の更なるご発展をお祈り申し上げます。
数時間後にご返信をいただきました。
お早いご対応でした。
そのメールの文章を無断で転載するのはまずいので、ここにコピーはできませんが、「もしお考えが変わるようなことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。」というような、とてもスマートなご返信でした。
もし、考えが変わったとしたら、このようなご対応をいただいた営業マンには連絡しやすいですね。
ウチの場合で感じた、ダイワハウスのメリット・デメリットは以下のとおりです。
大和ハウス工業株式会社
大阪市北区梅田3丁目3番5号
1955年4月5日