住友不動産の全館空調のメーカーは?

住友不動産全館空調
住友不動産では、以下のメーカーの全館空調が用意されています。

  • アズビル 商品名:きくばり
  • デンソー 商品名:パラディア

住友不動産はアズビル推し

ウチの担当営業の方は、アズビルを推していました。
その理由として、次の内容を聞きました。

  • 住友不動産本社の大きいビルにアズビルの全館空調を入れているようで、これがとても調子が良いそうです。
  • アズビルのほうが安い費用で入れられ、性能もデンソーに引けを取っていないとのことです。

アズビルきくばりとデンソーパラディアの比較

  • アズビルには電子式エアクリーナ(超微粒子まで吸い取ってくれる空気清浄機能)がある
  • デンソーにはプラズマクラスターイオン発生装置がある
  • 上記2点以外の性能面の違いはあまりない
  • 同じ馬力ならアズビルのほうが安上がり
  • アズビルは6馬力(65坪程度まで)まで対応可能だが、デンソーは5馬力まで

私としては、費用に関係なく、アズビルのほうが良いと思いました。
決め手は、電子式エアクリーナです。
とても小さなホコリまで取ってくれるので、健康にも良いですし、お掃除も楽になります。

全館空調の全体的な話

以下では、メーカーうんぬんではなく、全館空調の全体的な話を書いてみます。

全館空調のメリット

  • 全館均一の温度に保てる
  • 室内の美観(エアコン本体が室内にない)
  • 外観の美観(室外機が1台で済む)
  • 常に回しっぱなしのため、エアコンをオン・オフを気にしなくていい
  • フィルター掃除は1か所でOK

全般的に「美観」と「楽」の面でメリットがあると言えます。

全館空調のデメリット

  • 設置費用が高い
  • 定期メンテナンスに費用がかかる
  • 乾燥する(冬場は加湿器フル稼働)
  • ダクトスペースが必要であるため、室内に天井下がりができる等、空間が狭くなる
  • 全館空調の機械を入れるスペースが必要(1畳程度・小屋裏タイプもあり)
  • 冬場で20度くらい、夏場で26度くらいにしておかないと、電気代が大変
  • 個別空調よりもメンテナンスに費用がかかる
  • 故障したら、修理が完了するまでどの部屋も不快
  • 修理費が高い
  • 個別空調なら新機種のエアコンに交換できるが、全館空調は設置費用が百万円単位のため、容易には交換できない

全般的に「費用面」と「家の中のスペースが取られる」のが、大きなデメリットになっていると思います。
その他、私としては「乾燥」と「容易には交換できない」が気になります。

迷ったら全館空調の導入を

私は、全館空調はデメリットのほうが多いと感じています。
しかしながら、メリットが強力なんですよね。

ですので、全館空調を入れるべきかどうか非常に迷うところですが、最終的には入れることにしました。

その理由は、全館空調を入れたあとに「やっぱりやだ」となったら、全館空調を止めて個別空調を入れることはできますが、その逆はできないからです。

個別空調を入れたあとに「やっぱり全館空調を入れたい」と思っても、ダクトスペースを取ることができませんので、後の祭りになります。

個別エアコン+一種換気も選択肢の1つ

住友不動産の戸建であれば、全館空調でなくても、個別エアコン+一種換気によって、家の中で大きな温度差を感じることなく生活できるようです。

住友不動産の担当営業の方のお話では、エアコンが無い廊下やトイレなどでも、エアコンがある部屋の80%くらいは効いてくれるそうです。