家を建てるときに、大きな分類でいうと、以下の3つのいずれかに依頼することになります。
ウチでは、最終的にはハウスメーカーにしましたが、地元工務店や設計事務所も考えました。
考えた末、ハウスメーカーを選びました。
その理由は以下のとおりです。
昔みたいに、ハウスメーカーが存在せず、みんな地元工務店で建築しているような時代であれば、リアル口コミの評判も生きたと思います。
でも今では、少なくとも私が住んでいる場所では、地元工務店のリアル口コミを得ることはできませんでした。
地元工務店のウェブサイトを見回ってみても、やはり情報量不足で、会って詳しくお話を聞きたいと思えるほど魅力的に思える地元工務店はありませんでした。
地元工務店に片っ端から電話していく方法もありますが、そこまでして地元工務店にこだわる理由もありません。
地元工務店で満足のいく家を建てた知人もいませんので、紹介してもらうこともできませんでした。
地元工務店のウェブサイトを見回った範囲では、木造軸組工法で建てていることがほとんどのようでした。
しかしウチでは、最初は鉄骨、最終的にはモノコック構造を希望していており、一貫して木造軸組工法を避けていました。
ですので、地元工務店を選ぶ余地はありませんでした。
工法についていえば、設計事務所も選択の幅が狭いように思いました。
ウチでは、最終的にはツーバイ工法に代表されるモノコック構造を希望していました。
しかし、設計事務所でも、やはり木造軸組工法が多かったです。
工法にオリジナルの名前が付いていたりもしましたが、元をたどれば、木造軸組工法に行きつくような構造でした。
その他、鉄骨やRC(鉄筋コンクリート)の設計事務所もありましたが、こちらもウチが最終的に希望した工法とは合いませんでした。
また、免震や制震を扱っているところが少なかったのも、設計事務所を選ばなかった理由です。
免震や制震を扱っていたとしても、その設計事務所のウェブサイトが古臭いうえ、情報が少なくて参考にならなかったり。
そもそもウェブサイト自体がない設計事務所もあり、限りある時間の中での情報収集が難しかったです。
設計事務所に片っ端から電話していく方法もありますが、そこまでして設計事務所にこだわる理由もありません。
ハウスメーカーでは、地元工務店や設計事務所にはない独自の技術があります。
たとえば、ミサワホームやエス・バイ・エルのような木質パネル工法は、地元工務店や設計事務所で扱っているところを知りません。
また、住友不動産のガラスマリオンを付けようと思っても、他ではできません。
そして、免震や制震についても、ハウスメーカーでは競い合って開発していますが、地元工務店ではほとんどなく、設計事務所でも少ない状況です。
それらのように、ハウスメーカーには多大な費用をかけて開発した独自の技術があり、その技術を導入したい場合には、ハウスメーカーの家にするほかありません。
地元工務店や設計事務所のほうが安上がりに建てられる印象がありますが、ハウスメーカーのほうが安上がりな場合があります。
たとえば、住友不動産のレジデンシャルスタイルのような内装は、住友不動産が新築マンション建設もやっていることから、部材を大量に仕入れているため、スケールメリットによって安くなっています。
ウチの場合は、免震なり制震なりを入れたいと思っていましたし、ハウスメーカー独自の技術にも魅力を感じていました。
以上の内容から、地元工務店や設計事務所ではなく、ハウスメーカーに依頼したいと思うに至りました。
なお、ハウスメーカーに依頼すると決めた後の話は、以下のページに詳しく書いてあります。