保険内容を決める考え方

hoken-kangaekata家の保険は、大きく分けて「火災保険」と「地震保険」です。
通常、地震保険は単独では加入できず、火災保険と一緒に加入するものになります(単独で入れる地震保険も一応あるようです)。

最大級の安心を求めるのなら、用意されている補償をすべてカバーする保険に入ることです。
しかしそれだと、保険料がかなり上がってしまいます。
出費が多くなる新築時期ですから、少しでも出費は抑えたいです。

ウチで悩んだところは、以下の2点です。

  • 火災保険はどこまで補償を付けるべきか?
  • 地震保険に加入するべきか?

この点を個別に考える前に、「なぜ保険に加入するのか?」の理由を突き詰めてみました。
その結論は、「大きな損害が出たとしても、立ち直ることができるようにする」です。
逆にいえば、小さな損害だったら自己負担でも立ち直れるので、その補償は不要ということです。

この方針で考えてみると、自然災害に関する補償はすべて付けておきたいと思いました。
自然の力は、想定をはるかに上回ることがありますからね。

ウチの場合でいえば、高台なので津波の心配はありませんが、それ以外の自然災害は無いとは言えません。
地震に関していえば、ウチは「地盤が良い」「ツーバイシックスのモノコック構造」「ニューパワーキューブも入っている」という条件がそろっていますので、地震に強いことは間違いありません。
しかし、万が一の時に立ち直れるように、念のため地震保険も付けておきました。

一方、破損・汚損(うっかりミスで家の中の物を壊してしまった場合など)の補償は無くていいと思いました。
なぜなら、破損・汚損は、発生したとしても、金額はたかが知れているからです。
たいていは数千円から数十万円程度でしょうから、自己負担で乗り切れる可能性がかなり高いです。
それくらいの金額であれば、買い替えたつもりで新品の物を買うこともできるでしょうしね。

それに、破損・汚損って、ありそうでないものだとも思います。
たとえば私の場合、これまでの人生で破損・汚損にあたる出来事は、たった一度だけです。
ガラスを割ってしまって8000円かかったことくらいです。
そのような補償を得るために、数万円のお金をかける必要はないと思いました。

その破損・汚損を抜いただけで、10年間の保険料が約5万円も安くなりました。

まとめると、「大きな損害はすべてカバーし、小さな損害は自己負担」という方針で保険プランを考えると、いざというときに安心で、且つ火災保険本来の目的に合った内容になると思います。